
インテリアやインテリアショップの裏側をちょっと知ってみませんか?
プロ視点からお客様にお役に立つ情報や知って欲しいことなども綴ります。

先に結論から言うと、こっちの方が絶対に良いってことはないので。
色々な家族構成を想像しながら、この方にはこっちがオススメというように書いていこうと思います。
「オイル仕上げ」と「ウレタン仕上げ」とは、木の塗装です。
厳密にはUV仕上げやラッカー仕上げやソープフィニッシュなどありますが、
今回は大多数を占めるオイル仕上げとウレタン仕上げのみの記事とします。
| オイル仕上げ | ウレタン仕上げ | |
|---|---|---|
| 風合い (見た目) |
本来の木の風合いを表現 | 光沢感が出て本来の風合いを失う |
| 感触や 手触り |
暖かい手触り | オイル仕上げに比べて冷たい感触 |
| 日頃の お手入れ |
|
硬く絞った布巾で水拭きが可能 |
| 傷やへこみ の修復 |
軽度な傷はセルフで修復可能 | 工場にて再塗装が必要で費用がかかる(主に無垢材のみ) |
| 変形耐性 | 木が呼吸して生きているので、湿度の変化で反りや割れが生じやすい | ウレタン樹脂で表面をコーティングしているので、 割れや反りが生じにくい |
表を基にどっちがいいのか書いてみます。
ウレタン塗装の良さは『日頃、メンテナンスをしなくても良い』人向けです。
水や汚れに強いので小さなお子様がいる家庭にオススメです。
次にオイル塗装の良さは『木の質感、香りを大切にしたい』人向けです。
ほとんどの使用しているオイルは自然由来なので万が一お子様が舐めてしまっても安心です。オイル塗装の家具はその家具と長い期間一緒に過ごしていきたい家庭にオススメです。
では、ここから僕がオススメしているオイル塗装に絞って話します。
オイル塗装は水に弱く、濡れたコップを放置すると輪ジミができます。
それと半年に一度オイル塗布が必要です。
しかし、万が一の時、簡単に修復できるのはオイル仕上げです。(無垢天板に限ります)
例えばこれらのことがウレタン塗装のテーブルで起きた場合、
修理代に約10〜15万円程の費用が掛かります。
加えて、今の中東事情によりシンナーが不足していて国内でウレタン塗装が出来ないところが増えています。
最後にオイル塗装の修理写真をご覧くださいませ。



表面をやすりで木目に沿って削り、再度オイルを塗布しました。
専用キットを3,800円で販売しています。
セルフでの修理が難しい場合はいつでもお声掛けくださいませ。
まとめになりますが、記事だけではなく、店頭にてお話ししながらどっちがいいかなって決めていけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コラムを初めて9か月目。
「いつも見てるよ」「選ぶとき為になった」って言葉を聞くことがあって、本当に嬉しいです。
次回
第10回 高い家具と安い家具の違いはどこにあるのか?